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タマシイのはなし

今期開始アニメは面白いんじゃないかと思う その3

2日連続で日付変わる前に更新とか快挙を成し遂げてしまいましたが、今回は間に合わず翌昼更新です。

これまでのシリーズ

  1. TARI TARI、DOG DAYS'、カンピオーネ!
    http://amanori.hatenablog.com/entry/2012/07/28/231001
  2. ソードアート・オンライン
    http://amanori.hatenablog.com/entry/2012/07/29/234632

本日は『人類は衰退しました』&『じょしらく』の2タイトルです。

人類は衰退しました (5話まで視聴)

昨日は『SAO』について、1話ではその魅力がわからなかったと書きましたが、こちらは1話を見るとズバーっと魅力が伝わってきます。

不条理コメディあるいは社会派ファンタジーといったよく分からない単語の羅列で特徴付けられる本作は、(上では1話で分かると書いていますが) その全容を捉えることのなかなか困難なオハナシです。

まず、世界観の大前提として「人類が衰退した世界」「妖精さんの世界」というものがあるんだけど、ここに至るまでの過程が一切描かれていません。なぜ衰退したとか、衰退したからどうだとか、そういうことは描かれていないのです。それは丁度、第1話のはじめに髪の毛をベリーショートの状態で現れた「わたし」が、どうやらそれまでは髪が長かったらしいことをほのめかしながらも、しかし髪が短い理由については一切を省略している点に象徴されています。

「わたし」の髪が短い理由は、4話でなんやらの罰ゲームだったというふうに、さもどうでもいいことのように明かされるのですが、人類が衰退してしまった理由に関しても、まるでそれが主題ではないように、こっそりとプロットに埋め込まれています。

1、2話では、妖精さんたちが運営しているらしいあやしげな工場から様々な物品が街に届けられているのに対して、「わたし」たちが査察を行うという話だったわけですが、そこでは過程 (生きた鳥を食用のチキンにする) がごっそりブラックボックス化された異様な社会をシニカルに描き出しています。

3、4話では、BLマンガ文化の興りから、そのマンネリ化までを、こちらは意外とテンション高めで描いています。

いずれも、高度で細分化された人間の文化の特徴をうまく捉えているエピソードと言えるでしょう。

脈絡がないようで一本筋の通った強烈なメッセージ性 (これは原作の田中ロミオの特長である、らしい) を感じるタイトルとなっており、そういう骨の部分に例えば中原麻衣さんの演技 (個人的に、この微妙にズレた、冷めた、あるいは達観した演技は今期最も楽しみにしています) であるとか、キュートな妖精さんたちであるとか、そういう要素が組み合わさって、なんとも独特な仕上がりを見せている注目作です。

じょしらく (3話まで視聴)

さて、こちらもとりとめのないことを喋っていて、結局なんなのか分からないけれども、こちらは本当に意味なんてない。

女子落語家5人が楽屋でどうしようもなく下らないことを喋るだけのアニメです。

じょしらく』の魅力は、女子高生とかそんな若い (幼い) キャラクター間の絡みではなく、いっぱしの大人 (かといって、最近流行のOLマンガとか、そういうのとは違う) な女子たちの会話にあると思っています。なんていうか、安心できるんですよね。見ている対象が設定上女子高生なのと、設定上大人女子なのとでは、印象が全然違ってきます。

本当に下らないことを喋っているんだけど、なんかそれがいちおうは大人な人たちってだけで安心できる。同じことを女子高生がやっていると、見ているといたたまれなさも生まれようものです。

ビールで乾杯できる (キグちゃんだけ違ったけど) のが、こんなに効果的なものなのかと思いますね。

ちょっと大人めな女性キャラクターっていう意味では『人類は衰退しました』にも共通の特徴でもありますね。