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TAMACWORDS

タマシイのはなし

アフタヌーンの『亜人』が面白い

コミック感想 good! アフタヌーン

先日第2巻が発売になったgood!アフタヌーンの『亜人』が面白いので紹介します。講談社マンガ嫌いの僕が言うから間違いない。本当に面白いです。

あと、紹介なのでネタバレ的なものは最小限したつもり。

亜人(1) (アフタヌーンKC)

亜人(1) (アフタヌーンKC)

亜人(2) (亜人 (2))

亜人(2) (亜人 (2))

ずばり「亜人」と呼ばれる人の中に紛れ込んだバケモノがこの話の中核を成す。

亜人について知られていることはただ一つ、死なないということ。どこから生まれてくるとか、どんな特徴があるとか、普通の人とどう違うのかとか、全然知られていない。

そしてこの死なないということに関しても、よくある不死身とは違って、普通にケガをする。だから、ある人間が亜人であるかどうか、死んでみなければ分からない。

これがすごく面白い。

主人公はトラックにはねられて自分が亜人だと知る。蘇るところを衆目にさらされる。亜人は捕らえられ、非人道的な人体実験を「死ぬまで」受け続ける。なぜなら亜人は人でないから、らしい。

それから主人公と、変わり者の友人の二人の逃避行が始まるわけだけど、このマンガの面白いところは、主人公が極めて人間的な感性を持っていること、だんだん亜人的な思考を行うようになること、それから、周囲の人間があまりに亜人に無関心であること。

例えば、誰一人として「自分も亜人かもしれない」なんてことは考えもしない。自分が亜人でないことを証明する方法はないのに、それでも亜人を他人事として、テレビの中のこととして消化できる。「へえー、国内三人目の亜人か」くらいの話。

ストーリーの転がし方もうまい。亜人に関して人々が何を考えて何を喋り、どう行動するのか(行動しないのか)にフォーカスしている。そこにフォーカスした上で、テンポ良く話が動く。ずっと緊張感が続いていてぐいぐい引き込まれる。面白い。2巻でもスピードは落ちない。