今期開始アニメは面白いんじゃないかと思う その1
こんにちは。先週の金曜でいちおう一区切りのはずだったのですが、まあ、世の中そんなに甘くないよねということで、方々から仕事仕事仕事が沸いて出てくる一週間を送りました。ええ、お察しの通り、アニメはあまり見られておりません。
が、そんなことを言っていてはいつまで経っても記事なぞ書けず、そして実際に前の中妹記事から2週間以上が過ぎてしまっているということもあり、もうなんでもいいや的なやけっぱち記事を上げます。
で、アニメをあんまり見られていないとは言っても、ほとんど1話は見ているし、ものによっては3、4話くらいまで見ているものもある、ということで、今期開始アニメで気になっているタイトルを少しずつ紹介するシリーズ! です。立ち位置としては、すでに見ている人に僕の印象を発信する&まだ見てない人に「見始めるなら今だよ!」と言うための記事。今日から7月が終わってしまうまで、毎日なにかしら書きますよ。きっと。
本日は3タイトル。
TARI TARI (3話まで視聴)
音楽のお話です。ちょっとこれからどうなっていくのかは分からないんだけど、かわいい女の子が見たいならこれ。声優さんの綺麗な歌声が聞きたいならこれ。
で、個人的なポイントは2つ。
1つは、妙に浮いている感じがすること。例えば、和奏のまだ少しクラスに馴染めていない感じ。あるいは、紗羽の少し奇抜な私服 (3話では普通の私服も披露された)。それから、来夏ちゃんの頭、なんかバランス悪いです。あとは、帰国子女ウィーンが転入以降、わりとほったらかしにされていたり、来夏が突然街中で歌い始めたり。
ちょっと他のアニメと空気が違うんです。アニメって、ヘンなことは結構起こるんだけど、なんかそういうのじゃないような気がする。完全に印象レベルの話ですが。
前に、映像レベル、脚本レベルを分離して、どのような場で、どのような生活をしているのかを描いているというようなことを書いたのですが、リアリティの表現として敢えてそういう浮いている感じを取り入れているのかなあ、とか。*1
何が起こるか分からない、と言うよりは、何が起こっても納得できる土壌が3話までで出来ているように思います。この妙に浮いている感じは、紛れもなく高校生特有のものであると思いますが、これがいつまでも浮いたままなのか、いずれどこかに着地するのか、そういう点も注目です。
なんとなくアニメ自体も浮いた感じで、僕としては、みなさん評価に戸惑っているなという印象も受けています。ただ、作画、音楽、あと声優、全部魅力的で潜在能力は抜群でしょう。このままふわふわ浮いた感じで続くのか、名作として評価も落ち着くのか。期待です。*2
さて、2つめのポイントを書かずしてまとまってしまいましたが、これは単なるフェティシズムなので。要するにラインがエロいよねってこと。線がやわらかくて、なんかすごくエロいんですよ。
DOG DAYS' (3話まで視聴)
さて、急にこんなことを書くと驚かれるかもしれないなあ、と思いながら挙げています。っていうのも、僕は『DOG DAYS』1期に関してはほとんどノーコメントでしたから。
耳としっぽのかわいい人たちの世界(フロニャルド)に召喚された少年が勇者として活躍する的な話なんだけど、その世界の戦争って、お祭りみたいなものでみんな楽しんで参加するようなイメージ。まあ、ちゃんとお話らしい要素もあったのですが、基本的にはそれが1期です。
で、2期。なんかね、すごく愛おしいんですよ、フロニャルド全体が。姫様もリコッタもエクレもユキカゼも殿下も全員がなんかむちゃくちゃ愛おしい。全員の耳とかしっぽとか撫で回したい。こんなこと1期では思わなかったんだけど、なんか2期開始前くらいから俄然ボルテージが上がってきて、今、3話観終わった段階で上がりっぱなしです。
キャラクター間で楽しいとか嬉しいとか、そういう感情が全部オープンに共有されていて、それが見ていてすごく嬉しい。
で、1期と2期で何が違うかなあ、と考えたら、ベッキーや七海がフロニャルドに招待されて、それぞれ居場所を獲得して活躍しているんですよね。1期ではシンクとベッキーとの距離が、フロニャルドと人間世界の隔たりを象徴していて、「嬉しいの共有」が人間世界まで届いていなかったんだろうなあ、と思います。それが、ベッキーがフロニャルドで楽しくしているのを見ることができて、なんか僕も嬉しくなっちゃった的な感じでしょう。
まあ、あとは監督交代も大きいかな。草川啓造氏が『カンピオーネ!』の指揮に移って、『DOG DAYS』は西村純二氏にバトンタッチ。で、この西村監督がすごくトリッキーなんですよね。個人的にドツボな監督さんですが、今回もはまっています。